74 無名さん
欲しかったもの…

誰からも惜しみなくもらえる愛情も嬉しいけれど、特別な人からの愛情

けれどそれは手に入らないもの。

僕は他の人とは違うから。

他の同じような地位の人は、戦を怖がり、慄き、……

僕とは全く違い、お淑やかだろう…

僕は生まれてから道具として扱われてきた。

いまさら、戦も…自分が傷つくことも厭わない。

ただ、寂しそうな父の…、あの人の目が未だに、忘れられない……

闇夜恋風