77 無名さん
>>「意地悪いなお前」
「魔女なので。それ飲めないなら使い魔に飲ませてもいい?」
「使い魔?…まあ、飲めないしな」
「じゃあもらうね」

私の口から飛び出したワームが、ヤツメウナギのような口でカップごとフラペチーノを飲み込み、うにょうにょと体をねじって消化した。
満足したワームを口の中に戻すと、信じられないものを見るような目で店内の全員が私の方を見ていることに気付いた。
向こうの世界でもこんな目でよく見られてたのを思い出す。

私は厨二病陰キャなので、今後もこういうムーブをしていくつもり。

「どう?ビビった?まあ、S級はみーんな化け物だし、このくらいどうってことないよね」
「…今、口からでっかいミミズ出たよな…?」
「ムカデもいるよ」
「出すな」

袖からムカデを出すとツッコまれた。ちぇー。

ヒーローどころか怪人じゃん
こんななろう主人公みたいな夢主いやだ