81 無名さん
「勉強面では心配なさそうですかね」
「はい、ただ三郎くん高校に行く意思が弱いみたいなんですよ」
「え?」
「お兄様にあまり迷惑を掛けたくないから高校には行かないと言ってまして…」

一郎くんが聞いたら怒りそうな言葉だ。今日私が代理でよかったんじゃないかこれは。

「ご家庭の状況も考えて進路を決めていただきたいのですが」
「いえ、高校には行かせます」

食い気味でそういうと先生は安心したようにそうですかと言う。そりゃそうだ、高校は一郎くんも二郎くんも行ってるんだから三郎くんも行かせるに決まってる。なんなら私が学費援助する勢いだ、こんなに頭いいのに使わないのはもったいない。

「では進路変更という形で」
「はい、よろしくお願いします」


本人の居ないところで勝手に進路変更してる夢主やばすぎて笑った