81 無名さん
>>「役に立たない男ばっかりだから、女のあんたには期待してるわ」
「ありがたいね。あ、紅茶好き?クッキーもあるよ」
「どっちも好き」
「どうぞ」
「ありがとう。頂くわ」

口に合うかな。

「手作り?すごく美味しいじゃない」
「よかった」
「で?こんなところでお茶なんて、どうしたのよ」
「ホームシックだよ。私の家は違う世界にあるからね」
「ふ〜ん」
「あんまり想像できないと思うけどね」
「そうね。違う世界とか言われても、ちっとも分からないわ」
「だよねえ」
「寂しいのも分からないわ」
「ははは」

タツマキらしいな。

「いざという時、誰も助けてくれないのよ。一人でも強く生きなきゃダメ」
「…そうだね」

説得力があるなあ。
言葉の重みを強く感じる。
タツマキの過去を知っているから余計にね。

「いつまでもうじうじしてたらぶっ飛ばすわよ」
「肝に銘じておくよ」

私たちは小一時間ほど雑談した。
どこの服屋が気になる、あの店のパスタが美味しい、スキンケアは何を使っているのか、とかね。

「ごちそうさま。またね」
「おそまつさま。おやすみ」
「おやすみ」

飛んで行くタツマキを見送り、私も帰る。
彼女のおかげで気が紛れた。

結局、私は一人では生きられないのだ。

最強魔女()なのに1人は寂しいよぴえん><
あとタツマキは警戒心くっそ強いから同性だろう同じヒーローだろうとこんな簡単に仲良くなれないよ