87 無名さん
>>84
>「仁王くんの瞳、とても綺麗。太陽の光のせいかな、澄み切った金色が輝いてる」

>「お前さん……いや、瀬戸さんの瞳も綺麗じゃよ。真ん丸の瞳が透き通っていて、蜂蜜みたいな色をしとる」

>――お前の瞳はまるで満月のようだ。一度その存在に気付いてしまえば、神々しくもその澄みきった金色から目が離せなくなる。吸い込まれそうになるほど魅惑的で、神秘的な瞳はお前だからこそ似合うのだろう。本当に、綺麗だ。

 そう言ってくれたのは、まだ知り合って間も無かった頃の柳だった。異端である私の瞳の色を受け入れてなお、綺麗だと微笑んでくれた彼。この瞬間から柳と私の距離は徐々に縮まり始めたように思う。その時のことを思い出し、自然と笑みが洩れた。

お…おう…