97 無名さん
https://nanos.jp/breaktime0250/novel/1/156/
そう言うアルフォンスの言葉に同意しながら、静かに聞いていたルイが席を立った。

「俺にはもう、妹はいない…。死んじまった妹に、俺はもう何もしてやることができない…。でも、あんたは違う…!」
「………。」
「諦めないでくれ!あんたの兄貴を捜すのを!どうか、俺のためにも…。俺、力になれることなら何でもするから!」
「…そうか。…ありがと」
「……お、おぅ////」

短い。とても短い、感謝の言葉だった。
しかし彼女の微笑みと共に出たそれは、ルイがまた、サクラを自分の妹と重ねるには十分効果があった。
ほんのり頬を赤く染め、サクラの顔をぼうっと見つめるルイ。


妹と重ねてんのに頬を赤く染めてぼうっと顔を見つめる兄ってキモすぎない?
本物の兄マサルとかも指輪のサファイア贈ってたり何で兄がこんなに激重なの?