ワリキリアプリ

「水、飲んでいいですか？」
ワリキリアプリでゲットしたイブキちゃんは、とにかく水を飲んだ。
待ち合わせ場所に1リットルのボトルを下げてきた時も驚いたが、ホテルに入る前に全て飲み干したことにも驚いた。
「ごめんなさい、びっくりしました？私、むちゃくちゃノド乾く体質なんですよ」
そう言って、通りがかりの自動販売機でまた水を買う。
お茶やコーヒーなどは利尿作用が高くてすぐにおしっこになっちゃうので、やっぱり水が一番いいらしい。
先ほど入った飲食店でも、あまり食べずにひたすら水を飲んでいた印象がある。
「なんでしょうねえ？アル中みたいに水中毒なのかもしれないですね」
ワリキリアプリで神を待っている間も、傍らに水は必須だと言う。
ホテルにチェックインして、一緒にお風呂に入った時もバスルームにペットボトルを持ち込むくらいだ。
ワリキリ
人の好みはそれぞれだが、さすがに飲み過ぎではないかと思う。
だが、ともにベッドに入って肌を合わせた時、改めてイブキちゃんの体質を知った。
むちゃくちゃ汗ばんでいたのだ。もちろん、水分の取り過ぎで汗が多いことは間違いないのだが、体全体がオイルマッサージをしているようにぬめっている。もしや？と思って股間に触れると、まるでおしっこを漏らしているようにそこも洪水だった。
「そうなんです。私って水分の供給と需要のバランスがとれていないんです」
そんなことを言いながら、イブキちゃんはセックスの最中にも何度も水を飲んでいた。
「でも、悪いことばかりじゃないですよ？」
イブキちゃんは、サムズアップしてウインクすると、体を返して僕の上に乗った。そして、ぬめる体を僕の上で上下させる。大量に水を摂取しているためか、汗臭さは全く感じない。まるでソープのマットプレイであり、中でも、汗ばむ頬を僕のひげ剃り痕にすり合わせてきた時の快感は初めての経験だった。
こうして、僕は挿入するまでもなく、イブキちゃんのスウェットプレイでほどなく達してしまった。
「この体質を恨むことがほとんどですけど、この時だけは喜んでもらえるんですよね」
そう言って、イブキちゃんは都合3本目のペットボトルを空にした。
Twitterの割り切り
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