1 無名さん

太り語191

>>>11849
>>100
次からはちゃんと100たんがたててね
5歳の時の私の体験です。
ある日の夜に、親の仲間の集まりか何かで結構山奥のペンション(1階建て)に行きました。

記憶では、ペンションから外を見ると真っ暗で何も見えなくて、街灯とか何もなく、ペンションの中の光がちょっと漏れてるぐらいでした。

ペンションの中では子供がたくさんいて、一緒に遊んだりしたのを覚えています。
親達はご飯を食べながら話をしていました。

そして私は遊び疲れて、窓の近くに座っていました。
そしてふいに外を見ると、30センチぐらいしかない小さな子がいたんです。

街灯とかないのに見えてたのは、その子自体がオレンジ(トンネルの中の光のような色)に光っていたんです。

5歳だったその時は怖いって思ってなかったと思うんですが、じーっとその子を見てました。
あんな子いたっけ? って感じで。

気付いたら、笑えてないような変な笑顔で私を見てました。

しかも、よく見ると両手両足がありませんでした。
なのに、一生懸命に体をくねくねさせてるのがわかりました。

でもやっぱり私も5歳で小さかったので、怖いとか思わなかったんでしょう。
記憶ではくねくねしたシーンで終わっていました。

そして中学生になった頃に、その忘れてた記憶が急に出てきたんです。

夢だったのかな? って不思議になったので母親に、

「私が5歳くらいの時に山奥のペンションみたいな所で集まりあった?」

って聞くと、

「あ〜、あったあった。よー覚えてたね」

って。

だから私は、

「そのペンション1階建て? 外真っ暗だった?」

って聞きました。

母親は、

「そうそう1階建てで外は本当に真っ暗だった」

と答えました。

だから、そこに行った記憶は事実だと確信しました。

そして最後に、

「じゃあ集まった子の中に両手両足ない子いた?」

と聞くと、

「そんな子いなかったよ」

って。

その記憶は高校生になった今でも忘れません。
オレンジに光って笑っていた顔が、目を閉じると出てきます。
私の実家は東北地方の小さい村にあります。
家は田舎ならではというか結構大きく、敷地内には倉まであって、今思えばかなり裕福な家庭だったのかもしれません。

その倉なんですが、小学生の頃よく親に隠れて中で友達と遊んでたりしました。

ある日、2人で中の骨董品をいじっていた時に変な物を見つけてしまったのです。
大きさは大人のコブシぐらいで、黒い毛糸が絡まったボールのような物で、何であるかはよく分かりませんでした。

汚らしく、興味も無い私はソレを元の場所に戻そうとした時、友達の一人が何故か興味を示したみたいで、ソレを私から取り上げ、投げて遊びだしたのです。

その瞬間世界が暗転しました。


気がつけば、私は病院のベッドで寝ていました。

後日、親に状況を聞くと、どうやら友達2人と川遊びをしていて流されて溺れたみたいで、一緒に居た友達の一人は亡くなっていたみたいです。
その時は、さっき見ていたのは夢だと思っていました。

退院して、親に付き添われて亡くなった友達の家に行った時、仏壇を見て驚きました。

お供え物の横に一つだけ明らかに異様な物がありました。
それは夢で見たあの黒い毛糸の塊で、友達の両親いわく、亡くなった時にポケットに大事そうにしまっていたそうです。

私は急に怖くなって親の顔を見ると、何故か親の顔も険しくなっていました。

帰路につく途中、親が突然、私に問いただして来ます。
倉の中の物に触ってないか、とか色々と聞いてきました。

私は正直に夢で倉で遊んでいた事を話しました。
親は険しそうな顔をしていましたが、その場はそれ以上何も聞いてきませんでした。

それから20年近くたった最近になって、あれは何だったのかを聞いてみた所、昔、この地方は水害が酷く、それを治める為に人柱を使って増水を治めるという事をしていたみたいで、その時、犠牲になった人の毛髪を使ってお守りを作っていたらしいです。
それがあの毛糸塊だったそうです。

今思えば、あの夢も夢じゃなかったような気もします。
糞スレ