1 無名さん

魔法晒し154

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【New】さよ復活
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千葉の房総にあるホテルに、家族と親戚で行く事になった。 

夏休みって事もあって、ホテルに着くとけっこうな数の車が停まってた。 
そこまで大したホテルじゃないのに人気あるんだなって思って、従業員に宿泊客数を聞いたら、自分等と1組だけらしい。 
温泉だけ入りに来た客なんだとろうと、気にせず家族と海水浴に行った。 

ホテルに戻って、夕食前に風呂に入っておこうと親父達と風呂へ。 
確かに宿泊客は1組だった。
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あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた。 
やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。 
その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客の顔を見回し始めた。 
「すみません。あなたの年齢は28歳ですか?」 
男が私に話しかけてきた。 
「そうですが、どうしてわかったんですか」 
私が聞き返しても、男は無視して、また別の人に話しかけた。 
「あなたの年齢は45歳ですか?」 
「そうですけど……」 
「あなたは62歳ですね?」 
「どうしてわかったんだ?」 
そんなやり取りを繰り返していく。 
どうやら、その男には、顔を見ただけで年齢を当てる特殊能力があるらしい。 
次の停車駅までは、まだ15分以上ある。 
私を含め、乗客たちは全員その男に注目し始めた。 
「あなたは50歳ですね?」 
「そうですが、あと5分で日付が変わったら、51歳になるんですよ」 
最後に質問された女性は、笑顔でそう答えた。 
年齢を当てていた男の顔が、その途端に青くなった。 
「凄いですね。百発百中じゃないですか」 
私は男に話しかけた。 
すると、男は青い顔を私に向け、こう言った。 

「・・・私が見えているのは貴方がたの寿命です」
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