39 無名さん
>>38
チラ裏。レポっす。

一郎、二郎、三郎、四郎…世の中に、某郎の数あれど、俺の好きな「郎」は一つしかない。
何郎?だって。言わせんなよ、恥ずかしい。

思い立ったら、すぐ行くか、1分後行くかの50:50。
たまには、ジロリアンのクオリティ・コントロールでもするかと
福島からバイクで三田本店までひとっ走りした。
首都高に鳴り響く轟音は、俺のハングリー・マインドを表していた。

途中で、アブラを積んだせいで、本店についたのは9時手前のことだった。
既に6人のジロリアンが並んでいた。
「やばい、ファーストが奪われている。」
そう叫んだと同時に、俺は思いっきりゼファーのアクセルを開けていた。
うなりを上げて前進するゼファー。俺の憤怒を身にまとった鉄の塊は、
6匹の豚をなぎ倒すはずだった。

2秒後、そこにあったのは麺に絡まって空転するタイヤ、油まみれになった愛車の姿だった。
豚共は行列も崩さなかった。豚の一匹が、嘲りの笑みを浮かべて俺にこう言った。
「この麺と油は、数々のロットバトルによって座席の下に捨てられたものでブヒ。
僕たちは、この麺と油を使って二郎を守っているんだブヒヒ」
言い終わると、そいつはチャッカマンで俺の愛車を点火。そして、開店。
燃え上がるバイクと俺を残して、豚共は店内に消えていった。

さて、俺はこのエピソードを、俺の悲劇でなく、ジロリアンの勝利として報告したい。
なぜなら、俺はようやくロットバトルで捨てられた料理が再利用されていることを
知ったからだ。それも、二郎を守るために。

独り凱歌を上げて俺は二郎を後にした。ひよっこジロリアン達もいつの間にか俺を超えてたんだな。
後は頼むぜ。