52 無名さん
>>51
二郎には数多い伝説があるが、今なお生き続ける伝説といえばスメル増田氏だろう。
民間人で最も二郎をよく知るもの、バトル無敗伝説、初めて二郎で「マシマシ」と言った男、体臭が二郎スープ同じ匂い‥キリがない。

そんな中、昔に私が見たスメル増田の食いっぷりについて語りたい。
その当時は今のようにネットもなく、名は知られていたがその食いっぷりがどのようなものかは知らなかった。
ただ、自分も一人鍋二郎の経験者だったゆえに、スメル増田とやらに出会ったら、バトルで潰してやろうと思っていた。
ある時、二郎臭い男が目の前に並んでいた。その男が自販でチケットを買う。大豚Wのプラ板が出てくる。
しかし、男は自販機の前から動かない。
イライラして
「おい何やってんだ‥だだだ大豚W大豚W大豚W大豚W大豚W大豚W大豚W大豚W大豚Wうわわわわわわわっわあああ」
自販機からジャラジャラとプラ板が出てきてる。
男は何枚もの大豚Wのプラ板をカウンターに重ねて載せる。
大豚Wプラ板がまるでカジノのコインのようだ。
そこから始まる伝説のわんこ二郎。一呼吸、一動作で一杯。おやじさんの動きも早くて輪郭がブレて見える。
「ハァハァハァハァ‥なんなんだよ!なんなんだコイツは!こわいよ!」
戦うどころか、同じリングに立つことさえ許されない。
その後、私はスメル増田の舎弟に勝手になり、ついてまわった。
一番驚いたのは、銭湯にスメル増田が入ると湯船が二郎スープになることだった。
近所では有名らしく、スメル増田が銭湯に行くのを見つけると、みんな麺を湯船に放りこみ、風呂上りのスメル増田を尻目に二郎を堪能していた。