1 無名さん

独り言729

>>>4133
>>100
ドピュッ!
97 無名さん


「ありがとう…。でも、僕はここで待っているよ」
「え!?どうして!」
「あー、なんて言えばいいんだろう…」
気まずそうにドラコは唇を人さし指の腹で擦りながらあからさまに肩を落としているハリーに向かって言葉をかけた。
「嬉しいんだ。君の提案も、あの2人の申し出も。でも、場の雰囲気が悪くなる、僕が外に出れば。しかもあのウィーズリー家だ」
最後の方は肩を竦めながら自嘲がまじり気味に喋る。
「そんなの!みんな気にしないよ」
尚も言い募るハリーに対し極力冷製にドラコは首を横に振った。
「君やあの2人は気にしなくても…百歩譲歩してご両親も気にしなくても。だ。他はどうだ?"気にしない"と言い切れるか?相手は他の誰でもない、僕だ。ドラコ・マルフォイだ。あんなに仲が悪かったマルフォイ家の嫡男だ。そう簡単にいい雰囲気には持って行けないだろう。下手をすれば双子辺りとバトルになって集まり自体が嫌な思い出になりかねない」
その言葉にハリーは不機嫌そうに眉を寄せ、ドラコと目を合わせない様に視線をズラした。今のドラコで双子とバトルは有り得なそうだが、ハリーもドラコの言いたい事が分からない訳ではないのだ。しかし、それ以上に。もし、ドラコをみんなの前で紹介出来たら…と、思うし、これを機に元の様にとまでいかなくても少しずつ彼が生きやすい状況になれれば…と、思ったのだが。ハリーは残念そうに溜め息を尽くしかなかった。
溜め息の音にドラコは薄く優しい笑みを作って跳ねた髪を撫でる様にハリーにそっと近付く。
「ありがとう。本当にそう思ってるんだ。でも、僕はこの中で待ってるから、君一人で行って来てくれ」
「ドラコ…」
甘える様に名前を呼ばれ、くすぐったい気分に笑みを深くする。
「そうだな、写真を撮ってきてくれないか」
「写真?」
「そう、どんな風に過ごしたか写真を見ながら教えてくれ。僕はそれで十分だから」
「本当に?」
「本当に」
微笑むドラコにハリーはなんだか自分が子供みたいな意地を張ってしまった様な気分になり、急に恥ずかしくなった。小さな声で「ごめん」と言えば、ドラコは面白そうに唇の端を上げて、そっと唇に触れるだけのキスを落とした。
98 無名さん
川島なお美さん亡くなったのショックだわ…
99 無名さん
立てるよ!ドピュッ!
100 無名さん
💩